📖 広告運用ダッシュボード 仕様書・ヘルプ

最終更新: 2026-07-04

このツールでできること

このダッシュボードは、Meta広告とGoogle広告の成果を1画面で管理・分析するためのものです。

  • CSVを取り込むと、店舗別・広告セット別・クリエ別・日別に自動集計
  • 実質CV(LINE登録) を紐づけて、本当に成果につながった数を可視化
  • 改善提案TOP5異常だった日 を自動で提示
  • 媒体(Meta/Google)ごとの予算・目標・店舗の切り分け

「管理・計測」はこちら、「LINE登録の捕捉の仕組み」はLINE Track側、という役割分担です。

数字の見方(用語)

成果の数字

  • 消化金額: 広告に使った費用
  • CV(広告CV): 広告管理画面(Meta/Google)が計測したコンバージョン数
  • CPA: 1件あたりの獲得単価(消化金額 ÷ CV)
  • 実質CV(LINE): VAILS流入計測で捕捉した実際のLINE登録数(下の「コンバージョン計測」参照)。定義は2種類から選択:広告経由のみ(既定)/ 全LINE登録(「📲 LINE登録」パネルで切替)
  • 実質CPA: 消化金額 ÷ 実質CV
  • 紐付け率: 実質CV ÷ 広告CV(広告CVのうち、LINE登録まで追えた割合)

効率の数字

  • リーチ / インプレッション: 届いた人数 / 表示回数
  • 推定フリークエンシー: インプ ÷ 日次リーチ(同じ人への表示回数の目安。3以上=注意 / 5以上=疲弊)
  • CPM: 表示1000回あたりの費用
  • CTR: クリック ÷ インプ
  • CVR: CV ÷ クリック

コンバージョン計測:LINE登録(実質CV)と媒体判別

何を見ているか

VAILS流入計測(LINE Track)で捕捉したLINE登録を、どの媒体経由かを判別して実質CVとして数えています。コンバージョンAPI(CAPI)が無くても、この判別はこちらのダッシュボードで動いています。

仕組み(概要)

  1. 広告をクリックすると、リンク先URLに `fbclid`(Meta)/ `gclid`(Google)や `utm_source` が付く
  2. VAILS流入計測のリンクを通ると、それらのパラメータが記録される
  3. その人がLINE登録すると、クリックと登録が突合される
  4. 媒体は「utm_source → fbclid / gclid → 流入経路の設定」の順で判別(Metaアプリ内ブラウザでは `fbclid` が消えることがあるため utm を最優先)

> 役割分担: 上の 1〜3(パラメータの捕捉・リンク設置・突合)は LINE Track側の担当です。詳しい設定方法は「LINE Track 仕様書」を参照してください。このダッシュボードは、その結果を成果として集計・表示する役割です。

実質CVの定義(切替可能)

「📲 LINE登録」パネルの右上で、クライアントごとに選べます:

  • 広告経由のLINE登録のみ(既定): fbclid / gclid / utm で広告経由と判別できた登録だけを実質CVに
  • 全LINE登録: 自然流入も含めた全登録を実質CVに(LINE登録自体をゴールに置くクライアント向け)

媒体タブ(Meta / Google)で絞ると、実質CVもその媒体経由の登録だけになります。

うまく数えるための条件

  • 広告のリンク先が VAILS流入計測のリンクを経由していてパラメータを保持していること(Meta広告はURLに `utm_source=meta` を付けておくと判別が安定)
  • クリックと登録が突合できていること

コンバージョンAPI(CAPI)とは / 設定方法

CAPIとは

ブラウザのピクセル(タグ)だけだと、iOSやCookie規制でコンバージョンを取りこぼします。サーバーから直接Metaへコンバージョンを送るのがCAPIです。入れると Metaの自動最適化・計測が安定します。

実質CV(fbclid突合)との違い(混同注意)

  • 実質CV / fbclid(今動いている) = *このダッシュボード側*で「どの登録がMeta由来か」を判別する仕組み
  • CAPI(未設定) = そのコンバージョンを *Metaに送り返して*、Meta側の最適化・自動入札に使わせる仕組み

つまり現状は「こちらでは判別できているが、Metaの最適化にはまだ反映されていない」状態です。

LINE登録CVの特殊事情

LINE登録は LINE上で完結し、Webページ上のイベントではありません。そのため、クリック時の `fbclid` を保持し、登録が成立した時にサーバーからMetaへイベントを送る形になります。

このツールに実装済み(当システムから送信)

fbclidと登録の突合はすでに持っているため、このツールから直接Metaへ送る仕組みを実装済みです。ダッシュボードの「📡 コンバージョンAPI(CAPI)」パネルで設定します。既定は無効で、認証情報を入れて「有効」にするまで一切送信しません。

設定手順

  1. データセット/ピクセルIDを用意: Meta Events Manager →「データソース」→ 対象のIDをコピー
  2. アクセストークンを発行: Events Manager → 設定 →「コンバージョンAPI」→「アクセストークンを生成」
  3. テストイベントコードを取得: Events Manager →「テストイベント」タブに表示される `TESTxxxxx`
  4. ツールの「📡 CAPI」パネルに ①データセットID ②アクセストークン ③テストイベントコード を入れて保存
  5. 「🧪 テスト送信」 → Events Managerの「テストイベント」に出れば接続OK
  6. 問題なければ 「本送信を有効にする」にチェック→保存 → 以後、Meta由来のLINE登録がMetaへ送られます(「今すぐ送信」で手動送信も可)

補足(仕様)

  • 送るキーは `fbc`(クリック時の `fbclid` から生成)。これでMetaがどの広告経由かを照合します
  • Metaの仕様上、登録から概ね7日以内のコンバージョンが対象です
  • 二重送信は防止済み(送信ログで管理)
  • イベント名は既定 `Lead`(必要なら `CompleteRegistration` 等に変更可)

現状

  • 実質CV(fbclid)の判別は稼働中(例: マシンピラティスの経路でMeta由来のLINE登録を検出済み)
  • CAPIパネルは実装済み。CEOがMetaの認証情報を入れて有効化すれば送信開始します

クライアント横断・信号色ビュー+週次アラート

複数クライアントを1画面で信号色ビュー。悪い順に並ぶので、赤/黄のクライアントだけを追えます。

使い方

  • ヘッダーの「🔀 横断ビュー」から /ads-dashboard/cross へ
  • 各行の信号は ペース / CPA / CV / 鮮度 の4指標
  • 総合信号 = 最も悪い信号(赤 > 黄 > 緑 > 灰)
  • 行クリックで個別ダッシュボードへ(対象クライアントで開く)

信号色の基準

  • ペース: 経過率×15%以内=緑 / 15-40%オーバー=黄 / 40%超=赤 / 月後半で余りすぎ=赤
  • CPA: 目標以内=緑 / 目標130%以内=黄 / 130%超=赤 / CV0=灰
  • CV: 経過率に対する達成ペース90%以上=緑 / 70-89%=黄 / 70%未満=赤
  • 鮮度: 最新CSVから3日以内=緑 / 4-6日=黄 / 7日以上=赤

週次アラート

  • 毎週月曜9:00(JST)に自動で横断ビューを計算し、Slack/Discord へアラート送信(vercel cron)
  • env `ADS_ALERT_WEBHOOK` にSlackやDiscordのIncoming Webhook URLを入れると有効化
  • 横断ビュー画面の 「📤 週次アラートを今すぐ送信」 で手動送信もOK

PDCA:施策の効果を実施前後で自動検証

施策を打った後「本当に効いたのか」を数字で機械判定します。

使い方

  1. 「📝 運用ログ・施策メモ」で施策を登録するとき、「🔄 効果検証(PDCA)を有効にする」 にチェック
  2. 対象範囲(店舗 / キャンペーン / 広告セット / クライアント全体)、媒体(Meta / Google / 全媒体)、期待した指標(CPA / CV / CTR / 消化)、期待方向(↓下げたい / ↑上げたい)、検証期間(既定14日)を選ぶ
  3. 保存 → 施策日を境に、前N日 vs 後N日を機械比較

判定ルール

  • ○ 効果あり: 期待方向に10%以上改善
  • △ 要観察: 期待方向に5-10%改善、またはほぼ横ばい
  • ✗ 改善なし: 期待方向と逆行(5%以上)
  • - データ不足: 前後どちらかの窓に3日未満のデータしかない
  • ⏳ 検証待ち: 検証期間がまだ終わっていない(暫定判定は表示)

どこに出る?

ダッシュボード上部「💡 改善提案」の下に「🔄 PDCA 施策の効果検証」パネルが出ます。過去3ヶ月の判定対象施策と、○△✗の集計サマリーが並びます。

  • 6/15 に「クリエ刷新」を打ち、店舗=MP新松戸店、媒体=Meta、指標=CPA、方向=↓下げたい、検証14日で有効化
  • 6/29 時点で、前14日のCPA¥3,500 → 後14日のCPA¥2,800 → ○ 効果あり(20%改善)
  • こうして「効いた施策 / 効かなかった施策」が自動で蓄積されます

広告→店舗の紐づけ(媒体別)の使い方

媒体(Meta/Google)で命名規則が違っても、どの広告がどの店舗かを揃えるための設定です。

使い方

  1. ダッシュボード下部の「🔗 広告→店舗の紐づけ(媒体別)」を開く
  2. 媒体(Meta広告 / Google広告)を選ぶ
  3. 各広告(キャンペーン)の店舗をドロップダウンで指定
  • 自動判定のままでOKなものは触らなくて大丈夫
  • 名前が違って「不明」になっているものだけ手動で店舗を指定

ポイント

  • 変更は再取込なしで即反映されます
  • 媒体を単独表示(Meta / Google)すると、その媒体で実データのある店舗だけが表示されます(他媒体だけの店舗情報は混ざりません)

CSVの取り込み方(Meta / Google)

Meta広告

「すべて入り × プラットフォーム別」「すべて入り × 年齢性別」のCSVをドラッグ&ドロップ。

Google広告

レポートエディタで「行: キャンペーン, 日 / 列: 表示回数, クリック数, 費用, コンバージョン」で書き出したCSVが最も確実です。

(概要カードのZIP・時間帯別・年齢性別分割は日付や費用が欠けていて取り込めないことがあります)

安全機能

  • 同じ期間・同じ媒体のデータは置換(重複しない)
  • 取り込み前に確認画面、取り込み後に取込履歴、誤取込は期間指定で削除が可能
  • 別媒体のデータは消えません(媒体で分けて置換)

改善提案・異常検知の仕組み

改善提案 TOP5

店舗・広告セットの状態から、優先度順に「今日やるべきこと」を自動提示します。

  • 優先度 = 深刻度 × 金額規模 × 確信度(大きな金額が動く問題を上に)
  • CPA超過・好調セットの増額余地・予算ペース・クリエ疲弊・急な成果ダウン などを検出
  • すべての提案に数字の根拠が付きます(根拠のない提案は出しません)

異常だった日

全体CVが、直近の平常値(±2σ)から外れた日を自動でハイライトします。振り返りの起点に使えます。

> ルールベースの自動提案です。最終判断は運用者が行ってください。

命名規則(Meta広告)

Meta広告のキャンペーン・広告セット名は、店舗・サービス・訴求が分かる形で統一しています。

(例: `ONE_新松戸_MP_LINE登録_初回予約` = クライアント_店舗_サービス_目的)

命名が規則から外れると自動の店舗判定が効かないため、外れたものは「広告→店舗の紐づけ」で手動指定してください。詳細な命名ルールは別途ナレッジに整備しています。